湯島天満宮献茶式

―千 宗室家元奉仕―

4月9日(火)、湯島天満宮(東京都文京区)において、千 宗室家元の奉仕による献茶式が執り行われました。  　雄略天皇の勅命により創建された同宮は、天之手力雄命(あめのたぢからをのみこと)を奉斎した事に始まり、正平10年(1355)に郷民により菅公(かんこう)（菅原道真）の偉徳を慕い合祀したことから「湯島天神」、「湯島天満宮」の名称で知られています。江戸城を築いた太田道灌が社殿を改築し、その後、徳川家康の入城以来、徳川家の篤い崇敬を受け、学者・文人の参拝もたえることなく続きました。現在では学業成就に特に霊験あらたかとされ、受験生はじめ多くの人々が参拝に訪れています  　午前10時、家元は千 敬史様、千 万紀子様、伊住禮次朗様とともに本殿に進まれ、点前座に着座。濃茶・薄茶二碗を謹点、ご祭神に捧げられました。

献茶式に際して、社務所2階に熊野宗廣氏（東京第一東支部副幹事長）担当の濃茶席、社務所1階に荒井宗恵氏（東京第一東支部副幹事長）担当の薄茶席、回廊に東京第一東青年部担当の立礼席が設けられ、参列者に一碗が呈されました。

濃茶席（熊野宗廣氏担当）	薄茶席（荒井宗恵氏担当）

立礼席（東京第一東青年部担当）