西宮神社献茶式
― 千 玄室大宗匠奉仕 ―




  4月19日(金)、西宮神社(兵庫県西宮市)において、千 玄室大宗匠の奉仕による献茶式が執り行われました。
  同社は、福の神「えびす様」をお祀りする神社の総本社で、えびす大神(蛭児(ひるこ)大神(おおかみ))を主祭神とし、天照大御神、大国主大神、須佐之男大神を祀っています。「西宮」の名称の起源は、同社が、蛭児大神の御神像の出現した神戸・和田岬沖から西の方に位置する宮だからと言われています。毎年1月9日から11日の「十日えびす」は百万人に及ぶ参拝者でにぎわい、なかでも「開門神事」は、走り参り・福男選びともいい、その熱気は全国に知られています。
  午前10時、この日満90歳になられた大宗匠は、本殿に進まれ点前座に着座。多くの参列者が見守る中、濃茶・薄茶二碗を謹点し、ご祭神へ捧げられました。




  献茶式に際して、社務所2階に阪神支部(樽谷清孝支部長)担当の薄茶席が、会館2階福の間に神戸第二支部(角南忠昭支部長)担当の立礼席が設けられ、参列者に一碗が呈されました。


副席(阪神支部担当) 立礼席(神戸第ニ支部担当)