伊奈波神社献茶式
―千 玄室大宗匠奉仕―




  4月26日(金)、伊奈波神社(岐阜県岐阜市)において、千 玄室大宗匠の奉仕による献茶式が執り行われました。
  同社は、景行天皇14年(84)、第11代垂仁天皇の長男である五十瓊敷入彦命(いにしきいりひこのみこと)の偉徳を偲び稲葉山の地(丸山)に鎮斎したのが始まりで、それ以来岐阜の総鎮守として崇敬されてきました。天文8年(1539)、斎藤道三が稲葉山城を居城するにあたり、現在の地に遷座されました。
  平成15年9月、東本願寺岐阜別院(東別院)にあった11代玄々斎宗匠ゆかりの茶室「水月亭」が、建設工事により取り壊されることになったため、大宗匠が私財を提供し、同社に復元移築されました。
  午前10時、大宗匠は本殿に進まれ、点前座に着座。古田 肇知事や細江茂光岐阜市長ら200名が見守る中、濃茶・薄茶二碗を謹点、ご祭神に捧げられました。




  献茶式に際して、参集殿1階に岐阜支部(辻 正支部長)担当の濃茶席、3階に同支部担当の立礼席が設けられ、参列者に一碗が呈されました。


濃茶席(岐阜支部担当) 立礼席(同支部担当)