中尊寺献茶式

―千 玄室大宗匠奉仕―

4月28日(日)、中尊寺(岩手県西磐井郡平泉町)において、丈六釈迦如来坐像(じょうろくしゃかにょらいざぞう)開眼並びに東日本大震災物故者追善供養に伴う献茶式が千 玄室大宗匠の奉仕により執り行われました。  　同寺は、嘉祥3年（850）、比叡山延暦寺の高僧慈覚大師円仁(じかくたいしえんにん)によって開かれました。奥州藤原氏ゆかりの寺として著名であり、金色堂を始め、建築、絵画、書跡などの各分野にわたる文化遺産が現在まで伝えられています。平成23年（2011）に中尊寺を含む「平泉の文化遺産」がユネスコの世界文化遺産に登録されました。  　午前10時、大宗匠は本堂に進まれ、点前座に着座。濃茶・薄茶二碗を謹点、丈六釈迦如来坐像と東日本大震災物故者に捧げられました。

献茶式に際して、本堂内「書院の間」に岩手南支部（宮澤啓祐支部長）担当の濃茶席、松寿庵に同支部担当の薄茶席が設けられ、参列者に一碗が呈されました。

濃茶席（岩手南支部担当）	薄茶席（同支部担当）

前日の27日（土）には、大宗匠を迎え淡交会岩手南支部主催の懇親会が行われました。