鎌倉大仏献茶式
―千 宗室家元奉仕―




  5月11日(土)、「鎌倉の大仏」として親しまれている神奈川県鎌倉市の高徳院において、千 宗室家元の奉仕による献茶式が執り行われました。
  同院は、浄土宗の寺院で、国宝の阿弥陀如来坐像をご本尊とし、その高さは台座を含めると13.35メートル、重さは約121トンにもなります。建長4年(1252)に造立が開始されていますが、創建当時のことは謎が多く、尊像の原型作者も不明です。数度の大風と室町時代の明応7年(1498)の大地震により大仏を収めていた建物が損壊し、以後は露坐(ろざ)となりました。
  午前10時、家元は、千 敬史様、千 万紀子様、伊住禮次朗様とともに大仏前に進まれ、点前座に着座、濃茶・薄茶二碗を謹点、ご本尊に捧げられました。




  献茶式に際して、本堂に公益社団法人鎌倉青年会議所担当の本席と鎌倉青年部担当の青年部席、回廊には鎌倉女子大学・鎌倉高等学校・深沢高等学校担当の立礼席、また野外に大船高等学校・こばとナーサリー幼稚園担当の野点席が設けられ、東京第七東支部副支部長の石原伸晃環境大臣、山本ともひろ衆議院議員、宮城支部副支部長の加藤雄彦仙台育英学園理事長をはじめとする大勢の参列者の方々に一碗が呈されました。


本席(鎌倉青年会議所担当) 青年部席(鎌倉青年部担当)


立礼席
(鎌倉女子大学・鎌倉高校・深沢高校担当)
野点席
(大船高校・こばとナーサリー幼稚園担当)