白山比盗_社献茶式
―千 宗室家元奉仕―




  5月23日(木)、白山比(しらやまひめ)神社(石川県白山市)において、千 宗室家元の奉仕による献茶式が執り行われました。
  「白山(しらやま)さん」として多くの人々に親しまれている同社は、その創建は崇神天皇7年(紀元前91年)と伝えられます。戦国の混乱や一向一揆の台頭によって一時衰退しますが、江戸時代になると、加賀藩主前田家の庇護のもと復興し、前田家の祈願所にもなりました。明和7年(1770)、10代藩主前田重教(しげみち)によって現在の本殿が寄進されました。同社は、白山全体を御神体とし、ご祭神に菊理媛神(くくりひめのかみ)伊弉諾神(いざなぎのかみ)伊弉冉神(いざなみのかみ)を祀り、全国に3000余社ある白山神社の総本社です。
  午前10時、家元は千 敬史様、伊住公一朗様、伊住禮次朗様、大谷宗裕様とともに拝殿に進まれ、点前座に着座。濃茶・薄茶二碗を謹点、ご祭神に捧げられました。




  献茶式に際して、参集殿に石川支部(小田禎彦支部長)担当の拝服席、白山講記念会館に大樋長左衛門氏(同支部副支部長)担当の協賛席、遊神館に同支部担当の立礼席が設けられ、参列者に一碗が呈されました。


協賛席(大樋長左衛門氏担当) 立礼席(石川支部担当)