日光東照宮献茶式
―千 宗室家元奉仕―


  6月29日(土)、日光東照宮(栃木県日光市)において、千 宗室家元の奉仕による献茶式が執り行われました。
  同宮は、元和(げんな)3年(1617)、徳川初代将軍家康の遺言により、二代将軍秀忠が家康の遺骸を静岡県の久能山から日光に移し、ご祭神として祀ったのが始まりです。現在の社殿群は、寛永13年(1636)、三代将軍家光によって造替されたものです。これらの社殿群は平成11年(1999)に「世界文化遺産」に登録されました。
  午前10時、家元は千 敬史様、千 万紀子様、伊住公一朗様とともに拝殿に進まれ、点前座に着座。濃茶・薄茶二碗を謹点、ご祭神に捧げられました。




  献茶式に際して、日光東照宮美術館知足の間に米倉宗繁氏(名誉師範・栃木県支部参与)担当の濃茶席、平成の間に栃木県青年部担当の薄茶席、客殿大広間に栃木県学校茶道連絡協議会担当の立礼席が設けられ、参列者に一碗が呈されました。


濃茶席(米倉宗繁名誉師範担当) 薄茶席(栃木県青年部担当)


立礼席(栃木県学校茶道連絡協議会担当)