出雲大社献茶式
―千 宗室家元奉仕―




  9月25日(水)、出雲大社(島根県出雲市)において、千 宗室家元の奉仕による献茶式が執り行われました。
  同社は、「だいこくさま」として親しまれている大国主(おおくにぬしの)大神(おおかみ)をお祀りする古社で、『古事記』の国譲り神話に創建の由来が述べられています。大神は国土を開拓し、国づくり村づくりに苦心されて、人々の生活の基礎を固めたといわれます。また縁結びの神としても有名です。本年は60年に一度の平成の大遷宮の年にあたり、5月の本殿遷座祭を中心としてさまざまな神事・奉祝行事が開催されています。
  午前10時、家元は家元夫人、千 敬史様、千 万紀子様、伊住公一朗様、伊住禮次朗様とともに神楽殿に進まれ点前座に着座。多くの参列者が見守る中、濃茶・薄茶二碗を謹点、ご祭神へ捧げられました。




  献茶式に際して、おくにがえり会館に島根支部(絲原コ康支部長)担当の拝服席、社務所二階に米子支部(田原和行支部長)担当の薄茶席が設けられ、参列者に一碗が呈されました。


拝服席(島根支部担当) 薄茶席(米子支部担当)