伊勢神宮第六十二回式年遷宮奉祝献茶式
―千 宗室家元奉仕―




  10月8日(火)、伊勢神宮(三重県伊勢市)において、千 宗室家元奉仕の献茶式が執り行われました。
  「お伊勢さん」の愛称で多くの崇敬を集めている伊勢神宮の正式名称は「神宮」で、内宮の皇大神宮(こうたいじんぐう)と外宮の豊受大神宮(とようけだいじんぐう)があり、皇大神宮には皇祖神である天照大御神(あまてらすおおみかみ)が、豊受大神宮には五穀の神の豊受大御神(とようけおおみかみ)が祀られています。
  20年に一度全てを新しくする遷宮が1300年にわたって続けられ、本年は第62回の式年遷宮の年にあたります。平成17年から続いた関連行事も、10月2日に内宮、5日に外宮の遷宮が行われ、無事終了しました。今回の献茶式は、その遷宮を祝うために行われました。
  午前11時、家元は内宮神楽殿に千 玄室大宗匠、家元夫人、千 敬史様、千 万紀子様、伊住公一朗様、伊住禮次朗様、大谷裕巳様とともに進まれ、献炭の儀に続き、濃茶・薄茶二碗を謹点。ご祭神の天照大御神に献じられました。




  献茶式に際して、神宮饗膳所と神宮茶室に今日庵担当の拝服席と本席が、五十鈴塾左王舎に三重北支部(廣田武支部長)担当、五十鈴塾右王舎に三重南支部(松田和祐名誉支部長・濱田典保支部長)担当の副席二席が設けられ、裏千家老分の原田 収氏をはじめ参列者に一碗が呈されました。


本席(今日庵担当)


副席(三重北支部担当) 副席(三重南支部担当)