西宮神社献茶式

―千 玄室大宗匠奉仕―

4月19日(土)、西宮神社(兵庫県西宮市)において、千 玄室大宗匠の奉仕による献茶式が執り行われました。  　同社は、全国に約3000社ある福の神「えびす様」の総本社で、えびす大神(蛭児大神)を主祭神とし、天照大御神、大国主大神、須佐之男大神を祀っています。本殿は「三連(さんれん)春日造(かすがづくり)」という珍しい構造で、寛文3年(1663)に四代将軍徳川家綱から寄進され、国宝に指定されていましたが、空襲で惜しくも焼失。昭和36年11月、ほぼ元通りに復興されました。  　午前10時、この日、満91歳になられた大宗匠は本殿に進まれ点前座に着座。多くの参列者が見守る中、濃茶・薄茶二碗を謹点し、ご祭神へ捧げられました。

献茶式に際して、社務所2階に阪神支部(樽谷清孝支部長)担当の薄茶席が、会館2階福の間に神戸第一支部(辰馬章夫支部長)担当の立礼席が設けられ、参列者に一碗が呈されました。

薄茶席(阪神支部担当)	立礼席(神戸第一支部担当)