三輪明神大神神社献茶式
―千 宗室家元奉仕―




  4月29日(火)三輪明神大神(おおみわ)神社(奈良県桜井市)において、千 宗室家元の奉仕による献茶式が執り行われました。
  同社は、背後の三輪山を御神体とし、『古事記』や『日本書紀』に草創神話が載る日本最古の神社の一つで、大物(おおもの)(ぬしの)大神(おおかみ)を主祭神に、他に大己(おおなむ)(ちの)(かみ)少彦(すくなひこ)名神(なのかみ)をお祀りしています。本殿を設けずに拝殿の奥の三ツ鳥居を通して三輪山を仰ぎ拝するという、神祀りの原初の様子を伝えています。国造りの神様、我々の生活を守る神様として崇敬され、近畿地方を中心に全国から参拝者が訪れます。
  午前10時、家元は祈祷殿に進まれ、点前座に着座。家元夫人、千 敬史様、伊住公一朗様はじめ多くの参列者の見守る中、濃茶・薄茶二碗を謹点、ご祭神に捧げられました。
  献茶式に際して、奈良支部(松久保秀胤支部長)担当の拝服席が大礼記念館「昭和の間」に、同支部担当の副席が同館「平成の間」に設けられ、参列者に一碗が呈されました。


拝服席(奈良支部担当) 副席(同支部担当)