大宮八幡宮献茶式
―千 玄室大宗匠奉仕―




  5月14日(水)、大宮八幡宮(東京都杉並区)において、千 玄室大宗匠の奉仕による献茶式が執り行われました。
  同宮は、鎮守府将軍源 頼義が「前九年の役」で奥州に向かう途中、この大宮の地で白雲がたなびき、あたかも源氏の白旗がひるがえるような光景に出会ったことから、役の平定後、康平6年(1063)に氏神である石清水八幡宮の分霊を祀り、創建したといわれます。「多摩の大宮」とも呼ばれ、子育て・安産にご利益があるとされ、多くの参拝客が訪れます。東京のほぼ中心にあるため、「東京のへそ」という異名をもっています。ご祭神として応神天皇・仲哀(ちゅうあい)天皇・神功皇后をお祀りしています。
  午前10時、大宗匠は本殿に進まれ点前座に着座。多くの参列者が見守る中、濃茶・薄茶二碗を謹点し、ご祭神へ捧げられました。




  献茶式に際して、清涼殿羽衣の間に遠藤宗里氏(東京第七西支部参与)担当の濃茶席が、神泉亭に本橋宗聰氏(同支部幹事長)担当の薄茶席が、境内に東京第七西青年部・東京第七西学校茶道連絡協議会担当の立礼席が設けられました。また、大宮幼稚園では園児たちによる一碗のおもてなしがありました。


濃茶席(遠藤宗里氏担当) 薄茶席(本橋宗聰氏担当)


立礼席(東京第七西青年部・東京第七西学校茶道連絡協議会担当)


園児茶席(大宮幼稚園担当)