日吉大社献茶式
―千 宗室家元奉仕―




 　5月29日(木)、日吉(ひよし)大社(滋賀県大津市)において、千 宗室家元の奉仕による献茶式が執り行われました。
 　同社は、「山王(さんのう)さん」の名で親しまれている全国3,800余りの日吉・山王神社の総本宮です。創祀は古く崇(す)神(じん)天皇7年とされ、延暦寺が開かれてからは天台宗の護法神となりました。国土開拓・統治の神である大己(おおなむ)貴(ちの)神(かみ)を祀る西本宮、比叡山の地主神である大山咋(おおやまくいの)神(かみ)を祀る東本宮ともに本殿は国宝に指定されていますが、いずれも織田信長の延暦寺焼き討ち後に再建されたもので、日吉造(ひえづくり)と呼ばれる独特な形をしています。
 　午前10時、家元は、家元夫人、千 敬史様とともに西本宮拝殿に進まれ、点前座に着座。濃茶・薄茶二碗を謹点、ご祭神に捧げられました。




 　献茶式に際して、日吉会館と滋賀院門跡五日講の間に滋賀支部（髙橋宗治郎名誉支部長・河本英典支部長）担当の協賛席が設けられ、参列者に一碗が呈されました。


協賛席（於日吉会館） 協賛席（於滋賀院門跡五日講の間）