總持寺祖院献茶式
―伊住公一朗様奉仕―




  6月8日(日)、大本山總持寺(そうじじ)祖院(そいん)(石川県輪島市)において、千 宗室家元のご名代伊住公一朗様の奉仕により献茶式が執り行われました。
  同寺は、曹洞宗の高祖道元禅師につぎ、太祖と尊称される瑩山紹瑾(けいざんじょうきん)禅師によって元亨(げんこう)元年(1321)に開創されました。もとは諸嶽寺(もろおかてら)といった密教寺院を、定賢権(じょうけんごんの)律師(りっし)から瑩山禅師が譲り受け、禅院に改めたものです。福井県の永平寺とならぶ大本山で、一万六千余りの末寺を数えるに至りました。明治31年4月、火災により七堂伽藍の大部分を焼失しましたが、これを機に布教伝道の中心を横浜市の鶴見へ移し、能登の地に再建された伽藍は大本山総持寺祖院と改称されました。
  午後1時05分、献茶式に臨まれた公一朗様は法堂に入られ、点前座に着座。濃茶・薄茶二碗を謹点、瑩山禅師に捧げられました。




  献茶式に際して、總持寺祖院待鳳館に石川支部(小田禎彦支部長)担当の拝服席が、禅の里交流会館二階に宮下宗和氏(宮下友吉副支部長令夫人)担当の協賛席が設けられ、参列者に一碗のお茶が呈されました。


拝服席(石川支部担当) 協賛席(宮下宗和氏担当)