近江神宮献茶式
―千 玄室大宗匠奉仕―




  6月9日(月)、近江神宮(滋賀県大津市)において、千 玄室大宗匠の奉仕による献茶式が執り行われました。
  同宮は、第38代天智天皇をご祭神とし、琵琶湖西岸の古都近江大津宮跡に鎮座しています。
  天皇は藤原鎌足とともに蘇我氏を排除し、「大化の改新」を断行されたことで知られ、大陸からの圧力に対抗するため、天智称制6年(667)飛鳥の地からここ大津へ遷都(せんと)しました。さらに「漏刻(ろうこく)」という水時計を造られ、時報を始められたこともよく知られています。
  午前10時、大宗匠は本殿に進まれ点前座に着座。濃茶・薄茶二碗を謹点、ご祭神に捧げられました。




  献茶式に際して、滋賀支部(橋宗治郎名誉支部長・河本英典支部長)担当の協賛席が近江勧学館の浦安の間と朝日の間に設けられ、参列者に一碗が呈されました。


浦安の間 朝日の間