生田神社献茶式
―千 宗室家元奉仕―




  平成27年3月16日(月)、生田神社(神戸市中央区)において、千 宗室家元の奉仕による献茶式が執り行われました。
  同社は、(じん)(ぐう)皇后(こうごう)元年(201)に創建されたと伝えられる古社で、ご祭神の(わか)(ひる)女尊(めのみこと)(あま)(てらす)大御神(おおみかみ)の幼名とも、妹神とも言われています。生田(いくた)はもともと(いく)()で、活き活きとした生命力あふれる場所とされ、健康長寿・縁結びなどのご利益がある社として知られています。また、同社の社殿が水害や空襲や震災などから度々復興していることから「蘇る神様」としても信仰を集めています。20年前の阪神・淡路大震災でも大きな被害を受けましたが、みごとに復興しました。
  午前10時、家元は拝殿に進まれ、点前座に着座。千 敬史様、伊住公一朗様はじめ、多くの参列者の見守る中、濃茶・薄茶二碗を謹点、ご祭神に捧げられました。




  献茶式に際して、神泉亭に出雲宗元氏(淡路支部参与)担当の本席、布引の間に神戸第二支部(角南忠昭支部長)担当の副席、菊梅の間に裏千家生田会幹事一同担当の拝服席が設けられ、参列者に一碗が呈されました。


本席(出雲宗元氏担当) 副席(神戸第二支部担当)


拝服席(裏千家生田会幹事一同担当)