湯島天満宮献茶式
―千 宗室家元奉仕―




  平成27年4月8日(水)、湯島天満宮(東京都文京区)において、千 宗室家元の奉仕による献茶式が執り行われました。
  同宮は、雄略(ゆうりゃく)天皇の勅命により天之手(あめのた)力雄(ちからお)(のみこと)を奉斎した「湯島神社」がそのはじまりとされます。正平10年(1355)に郷民により菅原道真公が合祀されて以来、「湯島天神」、「湯島天満宮」の名称で知られるようになりました。徳川家康の江戸入城後、神領を寄進するなど徳川家から篤く崇敬され、また、学問の神様であることから学者・文人も盛んに参拝しました。現在では学業成就に霊験あらたかとされ、受験生をはじめ多くの人々が訪れ賑わいをみせています。
  午前10時、家元は本殿に進まれ、点前座に着座。千 敬史様、伊住公一朗様はじめ多くの参列者の見守る中、濃茶・薄茶二碗を謹点、ご祭神に捧げられました。




  献茶式に際して、会館二階に東京第三西支部栗原俊太郎副支部長担当の濃茶席、同一階に松村宗喜氏(同支部参与)担当の薄茶席、回廊に東京第三西青年部、同学校茶道連絡協議会担当の立礼席が設けられ、参列者に一碗が呈されました。


濃茶席(栗原俊太郎氏担当) 薄茶席(松村宗喜氏担当)


立礼席(東京第三西青年部・同学校茶道連絡協議会担当)