栄西禅師賛仰献茶式
―伊住公一朗様奉仕―




  平成27年4月26日(日)、後楽園 (岡山市北区)において、栄西禅師賛仰の献茶式が
千 宗室家元のご名代伊住公一朗様の奉仕により執り行われました。
  この度の献茶式は、日本臨済宗の開祖で、岡山が生んだ茶祖栄西禅師の偉業を顕彰する「栄西禅師賛仰茶会」の一環として行われました。茶会は昭和8年(1933)から始まり、今回で70回を数えます。好天に恵まれ約2700名の茶道愛好家が参集しました。なお、献茶式は裏千家をはじめ五つの茶道家元が持ち回りで担当しています。
  午前11時、公一朗様は家元夫人とともに能舞台に進まれ、点前座に着座。多くの参列者が見守る中、濃茶・薄茶二碗を謹点。法要導師を務める臨済宗建仁寺派管長の小堀泰巌老大師の手を経て栄西禅師を祀った祭壇に捧げられました。




  献茶式に際して、園内の鶴鳴館(かくめいかん)「丹頂の間」に山本宗洲氏(岡山支部参与)担当の薄茶席、鶴鳴館本館「墨流しの間」に福山支部(小川喜代光支部長)担当の薄茶席、延養亭(えんようてい)南芝生に岡山青年部・岡山学校茶道連絡協議会担当の野点席など、他流派を合わせて8席の茶席が設けられ、参列者に一碗が呈されました。


薄茶席(山本宗洲氏担当) 薄茶席(福山支部担当)


野点席(岡山青年部・岡山学校茶道連絡協議会担当)