御香宮神社献茶式
―千 敬史様奉仕―




  平成27年4月27日(月)、御香宮(ごこうのみや)神社(京都市伏見区)において、千 宗室家元のご名代千 敬史様の奉仕による献茶式が執り行われました。
  同社は、(じん)(ぐう)皇后(こうごう)を主祭神として仲哀天皇・応神天皇ほか6柱の神々を祀っています。はじめは、「御諸(みもろ)神社」と称していましたが、平安時代の貞観4年(862)9月に、境内から香りの良い水が涌き出たことが奇瑞とされ、時の天皇、清和天皇より「御香宮」の名を賜ったと伝えられます。その水は、「伏見の御香水(ごこうすい)」として昭和60年には環境庁より名水百選に認定されました。なお本殿・表門(旧伏見城大手門)は、重要文化財に指定されています。
  午前10時、敬史様は、家元夫人、伊住公一朗様とともに本殿に入られ、点前座に着座。濃茶・薄茶二碗を謹点、ご祭神に捧げられました。




  献茶式に際して、九社殿に今日庵担当の拝服席、九香軒に京都西支部(中澤忠嗣支部長)担当の副席、貴賓館に御香水保存会担当の副席が設けられ、参列者に一碗が呈されました。


副席(京都西支部担当) 副席(御香水保存会担当)