大宮八幡宮献茶式
―千 玄室大宗匠奉仕―




  平成27年5月16日(土)、大宮八幡宮(東京都杉並区)において、千 玄室大宗匠の奉仕による献茶式が執り行われました。
  同宮は、「(ぜん)九年(くねん)(えき)」に出陣した鎮守府(ちんじゅふ)将軍(しょうぐん)(みなもとの)頼義(よりよし)が、役平定後の康平6年(1063)に氏神である(いわ)清水(しみず)八幡宮(はちまんぐう)(京都府八幡市)の分霊を勧請し、この地に創建したのがはじまりといわれます。ご祭神として(おう)(じん)天皇・仲哀(ちゅうあい)天皇・(じん)(ぐう)皇后の八幡三神をお祀りしています。身籠ったまま出陣し、帰陣後、無事に応神天皇を出産したという神功皇后安産の故事にちなみ、安産・子育ての神社として、多くの参拝客が訪れます。同宮の鎌田紀彦(としひこ)宮司は東京第六東支部支部長に就任されています。
  午前10時、大宗匠は本殿に進まれ点前座に着座。多くの参列者が見守る中、濃茶・薄茶二碗を謹点し、ご祭神へ捧げられました。




  献茶式に際して、清涼殿「蓬莱の間」に吉田浩之氏(東京第第六東支部顧問)担当の濃茶席が、茶室「神泉亭」に蕪山宗啓氏(同支部参与)担当の薄茶席が、境内に東京第六東青年部・同学校茶道連絡協議会担当の立礼席が設けられました。また、大宮幼稚園では園児たちによる一碗のおもてなしがありました。


濃茶席(吉田浩之氏担当) 薄茶席(蕪山宗啓氏担当)


立礼席(東京第六東青年部・同学校茶道連絡協議会担当)


園児茶席(大宮幼稚園担当)