高野山開創1200年記念大法会献茶式
―千 宗室家元奉仕―




  平成27年5月21日(木)、高野山真言宗総本山金剛(こんごう)峯寺(ぶじ)(和歌山県伊都郡高野町)において、千 宗室家元の奉仕による献茶式が執り行われました。
  本年は弘法大師により高野山に密教の道場が開かれて1200年目にあたります。その大師の遺徳に感謝を捧げるため、4月2日より5月21日まで「高野山開創1200年記念大法会(だいほうえ)」として、絢爛壮麗な法会の数々が山内諸堂で行われ、最終日の21日には「(かい)創大法会伽藍結(そうだいほうえがらんけち)(がん)法会(ほうえ)(てい)()曼荼羅(まんだら)()」が「壇上(だんじょう)伽藍(がらん)金堂(こんどう)」において挙行され、法会の掉尾を飾りました。
  午後2時、家元は、家元夫人 千 敬史様 千 万紀子様 伊住公一朗様とともに「壇上伽藍金堂」に入られ、点前座に着座、濃茶・薄茶二碗を謹点。本尊薬師如来と弘法大師に捧げられました。






  献茶式に際して、和歌山支部(徳川寶子名誉支部長・樫畑直尚支部長)担当の薄茶席が大圓院に、大阪南支部(吉本晴彦支部長)担当の薄茶席が三寶院に設けられ、熊野本宮大社の九鬼家隆宮司(南紀支部副支部長)、原田 収今日庵老分をはじめとする参列者に一碗が呈されました。


薄茶席(和歌山支部担当) 薄茶席(大阪南支部担当)