鎌倉大仏献茶式
―千 宗室家元奉仕―




  平成27年5月23日(土)、高徳院 (神奈川県鎌倉市)において、千 宗室家元の奉仕による献茶式が執り行われました。
  「露座(ろざ)の大仏」として有名な高徳院の本尊国宝阿弥陀如来坐像は、建長4年(1252)に造立が開始されていますが、当初のことは謎が多く、大仏造立の発願者も原型作者も不明です。数度の風水害により大仏を収めていた建物は損壊が進み、明応7年(1498)の大地震により露座となりました。大仏は荒廃しましたが、江戸時代中期の浄土宗の僧侶祐天などの活動により修復されました。
  午前10時、家元は、千 敬史様、千 万紀子様、伊住公一朗様とともに大仏前に進まれ、点前座に着座、濃茶・薄茶二碗を謹点、ご本尊に捧げられました。




  献茶式に際して、本殿に公益社団法人鎌倉青年会議所担当の本席と鎌倉支部(上野 孝支部長)担当のお茶席、回廊には鎌倉女子大学・鎌倉高等学校・七里ヶ浜高等学校・深沢高等学校担当の立礼席、また受付前芝生に大船高等学校・こばとナーサリー幼稚園担当の野点席が設けられ、上野 孝関東第三地区長など大勢の参列者の方々に一碗が呈されました。


本席(鎌倉青年会議所担当) お茶席(鎌倉支部担当)


立礼席
(鎌倉女子大学・鎌倉高等学校・七里ヶ浜高等学校・深沢高等学校担当)


野点席
(大船高等学校・こばとナーサリー幼稚園担当)