北海道神宮献茶式
―千 敬史様奉仕―




  平成27年6月29日(月)、北海道神宮(札幌市中央区)において、千 宗室家元のご名代、
千 敬史様奉仕による献茶式が執り行われました。
  同宮は、昭和39年に昭和天皇の裁可を得て、明治天皇を増祀し、「北海道神宮」と改称しました。それまでは「札幌神社」という名称で、北海道開拓・発展の守護神、大国(おおくに)(たまの)(かみ)大那牟遅(おおなむち)(のかみ)少彦(すくひこ)名神(なのかみ)の開拓三神(さんじん)をお祀りしてきました。明治2年(1869)、明治天皇の北海道鎮護の神を祭祀する勅旨が出されて、社の創始が決まり、神の依代(よりしろ)である「御魂代(みたましろ)」が東京より北海道へ移され、明治4年に現在地の円山に社殿が営まれました。以来、北海道の総鎮守として道民の崇敬をうけています。
  午前10時、敬史様は、家元夫人、大谷裕巳様とともに本殿に進まれ点前座に着座。多くの参列者が見守る中、濃茶・薄茶二碗を謹点、ご祭神へ捧げられました。




  献茶式に際して、境内の「直心亭」に佐藤宗智氏(札幌第二支部参与・名誉師範)担当の拝服席、「参集殿」に函館支部(河村隆平支部長)担当の立礼席が設けられ、参列者に一碗が呈されました。


拝服席(佐藤宗智氏担当) 立礼席(函館支部担当)