池上本門寺献茶式
―千 宗室家元奉仕―




  平成27年11月13日(金)、池上本門寺(東京都大田区)において、千 宗室家元の奉仕による献茶式が執り行われました。

  同寺は、弘安5年(1282)10月13日、日蓮聖人が61歳で入滅された日蓮宗の霊跡です。病気療養のため身延山から常陸国へ向かわれる途中、武蔵国池上の郷主・池上宗仲の館に滞在された折、館の背後に建立されたお堂の開堂供養をして長栄山本門寺と名付けられたのが始まりとされます。聖人の入滅後、宗仲公が法華経の字数に合わせて約7万坪の寺域を寄進したことから「池上本門寺」と呼びならわされています。

  午前10時、家元は、千 敬史様、万紀子様、伊住公一朗様とともに大堂に進まれ、点前座に着座。濃茶・薄茶二碗を謹点、日蓮聖人ご尊像に捧げられました。




  献茶式に際して、大堂下大広間に東京第四東支部参与の小山内宗桜氏担当の濃茶席、客殿1階長栄の間に東京第四東支部副幹事長の草間宗愛氏担当の立礼席が、同2階松涛次の間に白木宗文氏(大田区同門の会)担当の薄茶席、松涛の間に池上本門寺あゆみ会担当の薄茶席が設けられ、参列者に一碗が呈されました。


濃茶席(小山内宗桜氏担当) 立礼席(草間宗愛氏担当)


薄茶席(白木宗文氏担当) 薄茶席(池上本門寺あゆみ会担当)