水無瀬神宮献茶式
―千 宗室家元奉仕―




  平成28年4月5日(火)、水無瀬(みなせ)神宮(大阪府三島郡)において、千 宗室家元の奉仕による献茶式が執り行われました。
  同宮は、後鳥羽上皇の水無瀬離宮(りきゅう)の跡地に、仁治元年(1240)水無瀬信成、親成父子が上皇の遺勅により御影堂(みえいどう)を建立し、上皇を祀ったのが始まりとされ、後に上皇の第一皇子、第三皇子の土御門(つちみかど)上皇、(じゅん)(とく)上皇が合祀されました。明治に入って仏式から神式に改められ、神宮となったものです。境内にある桃山時代末期建造の客殿、江戸時代初期の茶室「燈心亭」はともに重要文化財に指定されており、また湧き出る「離宮の水」は名水として知られ、汲んで持ち帰る人が絶えません。
  午前10時、家元は、家元夫人、千 敬史様、伊住公一朗様、禮次朗様とともに本殿に進まれ、点前座に着座。多くの参列者が見守る中、濃茶一碗、薄茶二碗を謹点、三柱のご祭神に捧げられました。




  献茶式に際して、客殿に大阪東支部(老分の原田 収支部長)担当の本席、神苑には大阪東青年部担当の立礼席が設けられ、大林剛郎老分をはじめとする参列者に一碗が呈されました。


本席(大阪東支部担当) 立礼席(大阪東青年部担当)