川崎大師献茶式
―千 玄室大宗匠奉仕―




  平成28年4月10日(日)、「川崎大師」の名で知られる金剛山金乗院(きんじょういん)平間寺(へいけんじ)(神奈川県川崎市)において、千 玄室大宗匠の奉仕による献茶式が執り行われました。
  同寺は、真言宗智山派(ちざんは)大本山です。平安時代後期、川崎の地に住む平間兼乗(ひらまかねのり)が、42歳の厄年に弘法大師像を海中より引き揚げ、洗い清めて草庵にお祀りしていました。折しも、諸国教化中の高野山の尊賢(そんけん)上人が兼乗の草庵を訪れたことがきっかけとなり、ともに力を合わせて、大治3年(1128)一寺を建立し、兼乗の姓をもって寺号とし、ご本尊を厄除弘法大師と称しました。
  午前10時、大宗匠は大本堂に進まれ、点前座に着座。濃茶・薄茶二碗を謹点、ご本尊に捧げられました。




  献茶式に際して、川崎支部(齋藤文夫名誉支部長、加藤哲郎支部長)担当の濃茶席のほか、茶席が3席設けられ、参列者に一碗が呈されました。


拝服席(平間寺茶道教室坦当) 濃茶席(川崎支部担当)


薄茶席(川崎青年会議所担当) 慈善席(川崎青年部担当)