湯島天満宮献茶式
―千 万紀子様奉仕―




  平成28年4月15日(金)、湯島天満宮(東京都文京区)において、千 宗室家元のご名代
千 万紀子様奉仕による献茶式が執り行われました。
  同宮は、社伝によると雄略(ゆうりゃく)天皇の勅命により天之手(あめのた)力雄(ちからお)(のみこと)を奉斎した湯島神社が創建されたのがその始まりです。南北朝時代の正平10年(1355)に郷民により菅原道真公が合祀されてからは、「湯島天神」の名称でも知られるようになり、徳川家康の江戸入城後、家康より朱印地が寄進されて以来、徳川家から篤く崇敬されました。江戸・東京における代表的な天満宮であり、受験生をはじめとして、学業成就を願う多くの人々が参拝に訪れ、賑わいをみせています。
  午前10時、万紀子様は本殿に進まれ、点前座に着座。ご母堂の家元夫人、伊住公一朗様など多くの参列者の見守る中、濃茶・薄茶二碗を謹点、ご祭神に捧げられました。




  献茶式に際して、会館二階に東京第一西支部秦 宗州支部顧問担当の濃茶席、同一階に平塚宗悦氏(同支部参与)担当の薄茶席、回廊に東京第一西青年部・同学校茶道連絡協議会担当の立礼席が設けられ、参列者に一碗が呈されました。


濃茶席(秦 宗州氏担当) 薄茶席(平塚宗悦氏担当)


立礼席(東京第一西青年部・同学校茶道連絡協議会担当)