西宮神社献茶式
―千 玄室大宗匠奉仕―




  平成28年4月19日(火)、西宮神社(兵庫県西宮市)において、千 玄室大宗匠の奉仕による献茶式が執り行われました。
  同社は、西宮市の中央に鎮座し、同市の地名の由来ともなりました。日本の「えびす様」の総本社で、えびす大神(蛭児(ひるこ)大神(おおかみ))を主祭神とし、天照大御神、大国主大神、須佐之男大神を祀っています。毎年正月の「十日えびす」には、9日の「宵えびす」、11日の「残り福」と三日間で合わせて百万人を超える参拝者で賑わい、なかでも10日早朝に行われる「開門神事・福男選び」は、走り参りといわれ、大勢の若者の熱気につつまれます。
  午前10時、この日、満93歳を迎えられた大宗匠は本殿に進まれ点前座に着座。多くの参列者が見守る中、濃茶・薄茶二碗を謹点し、ご祭神へ捧げられました。




  献茶式に際して、社務所2階に阪神支部(樽谷清孝支部長)担当の薄茶席が、会館2階福の間に神戸第一支部(若林邦昌名誉支部長・辰馬章夫支部長)担当の立礼席が設けられ、参列者に一碗が呈されました。


薄茶席(阪神支部担当) 立礼席(神戸第一支部担当)