近江神宮献茶式
―千 玄室大宗匠奉仕―




  平成28年6月9日(木)、近江神宮(滋賀県大津市)において、千 玄室大宗匠の奉仕による献茶式が執り行われました。
  同宮は、第38代天智天皇をご祭神とし、同天皇が当地に近江大津宮を営んで、飛鳥から遷都した由緒により、昭和15年11月に鎮座しました。天皇は「(ろう)(こく)」という水時計を造り、時報を始められたことでも有名です。この日本初の時計が鐘を打った日ということで、6月10日が「時の記念日」に定められ、同宮では「漏刻祭」が行われます。また天皇の和歌が「小倉百人一首」の第1首目に選ばれたことにちなみ、競技かるたの名人位・クィーン位決定戦が毎年正月に同宮で行われています。
  午前10時、大宗匠は本殿に進まれ点前座に着座。濃茶・薄茶二碗を謹点、ご祭神に捧げられました。




  献茶式に際して、近江勧学館2階「浦安の間」に滋賀支部(河本英典支部長)担当の協賛席が、同1階の「朝日の間」に同じく立礼席が設けられ、参列者に一碗が呈されました。


協賛席(滋賀支部担当) 立礼席(滋賀支部担当)


立礼席