塩竃神社献茶式
―千 宗室家元奉仕―




  平成28年10月5日(水)、塩竃神社(宮城県塩竃市)において、千 宗室家元による献茶式が執り行われました。
  同社は、東北鎮護、海上守護、陸奥国一宮として古くから多くの人々の崇敬を集めてきました。奈良時代には多賀城が西南5q余の地に設置され、その鬼門を守り、国府守護・蝦夷地平定の精神的支柱になったとされます。別宮に主祭神である塩土(しおつち)()(ぢの)(かみ)、左宮に(たけ)(みか)(づち)(のかみ)、右宮に経津(ふつ)(ぬし)(のかみ)をお祀りしています。社殿は、伊達家四代藩主綱村公から五代吉村公の二代にわたり造営されたもので、重要文化財に指定されています。
  午前9時30分、家元は本殿に入られ、点前座に着座。濃茶・薄茶二碗を謹点、ご祭神に捧げられました。




  献茶式に際して、大講堂に西村宗久氏(宮城支部元常任幹事)担当の濃茶席が、斎館に宗鶴会(宮城支部元参与秋田宗優氏ほか)担当の薄茶席が設けられ、参列者に一碗が呈されました。


濃茶席(西村宗久氏担当) 薄茶席(宗鶴会担当)