生国魂神社献茶式
―伊住公一朗様奉仕―




 　平成28年10月28日(金)、生国(いくくに)魂(たま)神社(大阪市天王寺区)において、千 宗室家元ご名代の
伊住公一朗様の奉仕による献茶式が執り行われました。
 　同社は、神武(じんむ)東征(とうせい)の際、天皇が現在の大阪城付近の難波之碕(なにわのさき)に生島(いくしまの)大神(おおかみ)、足(たる)島(しまの)大神(おおかみ)を祀り、国家安泰を祈願したのが始まりと伝えられます。天正13年(1585)、豊臣秀吉の大坂城築城にともなって現在の四天王寺付近に遷座されました。社殿は「生国(いく)魂造(たまづく)り」という独特の建築様式で、桃山時代の威風を今に伝え、地元では「いくたまさん」と親しまれています。
 　午前10時、公一朗様は本殿に入られ、点前座に着座。濃茶・薄茶二碗を謹点、ご祭神に捧げられました。




 　献茶式に際して、澄心軒に大阪南支部(吉本晴彦名誉支部長・廣田元孝支部長)担当の本席、玉秀庵に同支部担当の副席が設けられ、原田収老分を始めとする参列者に一碗が呈されました。


本席(大阪南支部担当)


副席(同支部担当)