三輪明神大神神社献茶式
―千 宗室家元奉仕―
平成29年4月29日(土)、
三輪
(
みわ
)
明神
(
みょうじん
)
大神
(
おおみわ
)
神社
(
じんじゃ
)
(奈良県桜井市)において、千 宗室家元の奉仕による献茶式が執り行われました。
同社は、三輪山に鎮座する
大物
(
おおもの
)
主
(
ぬし
)
大神
(
のおおかみ
)
をご祭神とし、本殿を設けずに直接神体山の三輪山に祈りを捧げるという、神社の本殿が成立する以前の
原初
(
げんしょ
)
の神祀りの有り様を今に伝えています。神階は平安時代の
貞
(
じょう
)
観
(
がん
)
元年
(
がんねん
)
(859)最高位の正一位となり、後に大和国の一の宮にもなりました。ご祭神の大神は、国造りの神様として人間生活万般にわたる守護神とされ、多くの人々から崇敬されています。
午前10時、家元は祈祷殿に進まれ、点前座に着座。千 敬史様、万紀子様、伊住禮次朗様ほか多くの参列者が見守る中、濃茶・薄茶二碗を謹点、ご祭神に捧げられました。
献茶式に際して、奈良支部(松久保秀胤支部長)担当の副席と拝服席が、「大礼記念館」の「平成の間」と「昭和の間」にそれぞれ設けられ、参列者に一碗が呈されました。
副席(奈良支部担当)
拝服席(同支部担当)