出雲大社献茶式
―千 宗室家元奉仕―




  平成29年9月11日(月)、出雲大社(島根県出雲市)において、千 宗室家元の奉仕による献茶式が執り行われました。
  同社は、大国主(おおくにぬしの)大神(おおかみ)をお祀りする古社で、『古事記』の国譲り神話に、国譲り後の大神のお住まいとして造られた「天日(あめのひ)隅宮(すみのみや)」に始まります。大神は国土を開拓し、国づくり村づくりに苦心されて、人々の生活の基礎を固めたといわれます。縁結びの神としても有名で、また「因幡の白うさぎ」の「だいこくさま」としても親しまれています。
  午前10時、家元は千 敬史様、伊住禮次朗様とともに神楽殿に進まれ点前座に着座。多くの参列者が見守る中、濃茶・薄茶二碗を謹点、ご祭神へ捧げられました。




  献茶式に際して、おくにがえり会館に島根支部(絲原コ康支部長)担当の拝服席、社務所二階に鳥取支部(八村輝夫名誉支部長、石谷孝二支部長)担当の薄茶席が設けられ、参列者に一碗が呈されました。


拝服席(島根支部担当) 薄茶席(鳥取支部担当)