靖国神社献茶式
―千 玄室大宗匠奉仕―




  平成29年10月4日(水)、靖国神社(東京都千代田区)において、千 玄室大宗匠の奉仕による献茶式が執り行われました。
  同社は、「東京(とうきょう)招魂社(しょうこんしゃ)」がその始まりです。明治2年(1869)6月に、明治天皇のおぼし召しにより、幕末から明治維新にかけて功績のあった志士の御霊(みたま)を鎮め、その事績を永く世に伝えるため創建されたものです。同12年(1879)には天皇により平和国家建設の願いを込めて、「靖国神社」と社号が改められ、現在では国のために亡くなられた246万6千余柱の英霊がお祀りされています。
  午前10時、拝殿に入られた大宗匠は点前座に着座、濃茶・薄茶二碗を謹点。英霊に捧げられました。




  献茶式に際して、洗心亭に佐藤宗郁氏(東京第二西支部参与)担当の濃茶席が、靖国会館二階に櫻井宗代氏(東京第四東支部幹事長)担当の薄茶席が、啓照館に北見宗幸氏(東京第三西支部副幹事長)担当の立礼席が設けられ、本庄八郎、加賀美 郷、井田純一郎の三老分はじめ、ねむの木学園理事長の宮城まり子氏などの参列者に一碗が呈されました。


濃茶席(佐藤宗郁氏担当) 薄茶席(櫻井宗代氏担当)


立礼席(北見宗幸氏担当)