大聖院献茶式
―千 宗室家元奉仕―




  平成29年11月8日(水)、真言宗御室派大本山大聖院(だいしょういん)(広島県廿日市市)において、千 宗室家元の奉仕による献茶式が執り行われました。
  同院は、大同元年(806)弘法大師空海によって開創されたと伝えられる、宮島最古の歴史をもつ寺院です。嚴島神社の別当寺として、明治維新後の神仏分離までは神社の祭祀をも司ってきました。本尊の十一面観世音菩薩は、神仏分離まで嚴島神社で本地仏(ほんじぶつ)として祀られていたものです。
  午前10時、家元は、千 敬史様、伊住禮次朗様とともに本堂に入られ、点前座に着座。多くの参列者の見守る中、濃茶・薄茶二碗を謹点、本尊十一面観世音菩薩に捧げられました。




  献茶式に際して、客殿に山ア宗也氏 (広島第二支部)担当の濃茶席、信徒会館に濱野宗里氏(広島第一支部)担当の薄茶席が設けられ、参列者に一碗が呈されました。


濃茶席(山ア宗也氏担当) 薄茶席(濱野宗里氏担当)