池上本門寺献茶式
―伊住公一朗様奉仕―


  平成30年11月16日(金)、日蓮宗大本山池上本門寺(東京都大田区)において、千 宗室家元ご名代の伊住公一朗様奉仕による献茶式が執り行われました。
  同時は、日蓮宗の開祖である日蓮聖人が入滅された霊場です。弘安5年(1282)9月、病身の日蓮は身延山を出て、湯治のために常陸を目指す途中、武蔵国池上郷(現在の大田区池上)にあった檀家・池上宗仲の邸宅で亡くなりました。日蓮に深く帰依していた池上宗仲は、自宅や周辺の土地を寺に寄進。これがお寺の礎となり、以来「池上本門寺」と呼びならわされています。




  午前10時、公一朗様は伊住禮次朗様とともに大堂に進まれ、点前座に着座。濃茶と薄茶を謹点、日蓮聖人ご尊像に捧げられました。
  献茶式に際して、大堂下大広間に松井宗幸氏(東京第八北支部)担当の濃茶席、「長栄の間」に杉町宗康氏(同支部監事)担当の立礼席、「松涛の間」に池上本門寺あゆみ会担当の薄茶席が設けられ、参列者に一碗が呈されました。


濃茶席(松井宗幸氏担当)


立礼席(杉町宗康氏担当) 薄茶席 (池上本門寺あゆみ会担当)