水無瀬神宮献茶式
―千 宗室家元奉仕―


  平成31年4月5日(金)、水無瀬神宮(大阪府三島郡)において、千 宗室家元の奉仕による献茶式が執り行われました。
  水無瀬神宮は後鳥羽天皇・土御門天皇・順徳天皇を合祀する神社です。承久の乱で隠岐に流され死去した後鳥羽上皇の遺勅に基づき、仁治元年(1240年)、水無瀬信成・親成親子が離宮の旧跡に御影堂を建立し上皇を祀ったことに始まります。
  境内に湧き出る「離宮の水」は、環境庁認定の「全国名水百選」に選ばれており、また、寝殿造風の構成と草庵的技法が組み合わされた茶室「燈心亭」は重要文化財に指定されています。




  午前10時、家元は千 容子家元夫人、千 敬史様、伊住宗陽様、伊住禮次朗様とともに本殿に進み、点前座に着座。多くの参列者が見守る中、濃茶一碗、薄茶二碗を謹点し、三柱のご祭神に捧げました。




  献茶式に際し、客殿に大阪西支部(田所伸浩支部長)担当の薄茶席、神苑に副席として大阪西青年部担当の立礼席が設けられました。