泉涌寺献茶式
―千 敬史様奉仕―


  令和元年6月14日(金)、京都市東山区の泉涌寺において、千 宗室家元名代の千 敬史様奉仕による献茶式が執り行われました。




  真言宗泉涌寺派総本山の同寺は鎌倉時代初期の創建とされ、山内から湧き出た霊泉が寺号の由来となりました。仁治3年(1242)正月、四条天皇の葬儀が営まれて以来、多くの天皇の陵墓が設けられ、皇室の菩提寺となり、「御寺(みてら)」とも呼ばれています。6月12日には、上皇ご夫妻が訪問され、明治天皇の父・孝明天皇陵を参拝し、退位を報告されました。




  午前10時30分、敬史様は霊明殿の点前座に着座。濃茶と薄茶を謹点し、ご本尊に捧げました。
  献茶式に際し、小方丈に京都北支部(富田謙三支部長)担当の本席、妙応殿に京都東支部(内田昌一名誉支部長・佐竹力總支部長)担当の副席が設けられ、参列者に一碗が呈されました。


本席(京都北支部担当) 副席(京都東支部担当)