山王日枝神社献茶式
―千 宗室家元奉仕―


  令和元年6月17日(月)、東京都千代田区の山王日枝神社において、千 宗室家元奉仕による献茶式が執り行われました。
  同社は、室町時代後期の武将・太田道灌が文明10年(1478)、江戸城の築城にあたり、川越日枝神社を勧請したことが起源とされ、農耕や治水を司る神・大山咋神(おおやまくいのかみ)をお祀りしています。徳川家康による江戸への移封以来、江戸城の鎮守として徳川家から篤く崇敬され、一般市民からも「山王さん」の名で親しまれてきました。




  午前10時、家元は千 敬史様とともに社殿に進み、点前座に着座。濃茶と薄茶を謹点し、多くの参列者が見守る中、ご祭神に捧げました。
  献茶式に際して、本殿会館「高砂の間」に東京第四東支部(石黒 勝支部長)の金嶽宗信氏(支部顧問)担当の濃茶席、山王閣に山田宗久氏(同支部幹事長)担当の薄茶席が設けられ、参列者に一碗が呈されました。


濃茶席(金嶽宗信氏担当) 薄茶席(山田宗久氏担当)