北海道神宮献茶式
―千 宗室家元奉仕―


  令和元年9月4日(水)、札幌市中央区の北海道神宮において、千 宗室家元奉仕による献茶式が執り行われました。




  同宮は、北海道開拓が本格化し始めた明治時代の初頭、明治天皇の詔により創建されました。北海道の発展を願い、開拓三神と称される大国魂神(おおくにたまのかみ)、大那牟遅神(おおなむちのかみ)、少彦名神(すくなひこなのかみ)をご祭神とし、当初の社名は「札幌神社」でした。その後、昭和39年、明治天皇を増祀した際、「北海道神宮」に改称されました。




  午前10時、家元は、千 敬史様、伊住宗陽様と共に本殿に進み、点前座に着座。多くの参列者が見守る中、濃茶と薄茶を謹点し、ご祭神へ捧げました。
  献茶式に際して、境内の「直心亭」に塩見宗邑氏(札幌第一支部参与・名誉師範)担当の拝服席、「参集殿」に釧路支部(続木敏博支部長)担当の立礼席が設けられ、参列者に一碗が呈されました。


拝服席(塩見宗邑氏担当) 立礼席(釧路支部担当)