有馬善福寺献茶式
―伊住宗陽様奉仕―


  令和元年11月2日(土)、有馬善福寺(神戸市北区)において、千 宗室家元ご名代の伊住宗陽様奉仕による献茶式が執り行われました。




  有馬温泉郷・落葉山のふもとにある同寺は、奈良時代に行基が開基し、鎌倉時代末に曹洞宗へ改宗したとされています。山号を光徳山とし、ご本尊は阿弥陀如来です。安土桃山時代には豊臣秀吉がたびたび湯治に訪れ、茶会を催していたことから、昭和25年より毎年11月2日・3日の両日、各所に茶席が設けられています。今年も「第70回 有馬大茶会」として開催されました。




  午前10時、宗陽様は本殿に入り、点前座に着座。濃茶と薄茶を謹点し、ご祭神に捧げられました。
  献茶式に際して、有馬グランドホテル「雅中庵」に大阪東支部(原田 収名誉支部長・立野純三支部長)の藤井宗悦氏(参与)担当の副席、念佛寺に阪神支部(樽谷清孝支部長)の三宅宗美氏(幹事長)担当の副席、温泉寺に神戸第二支部(角南忠昭支部長)の藤澤宗啓氏(幹事長)担当の立礼席が設けられ、参列者に一碗が呈されました。


副席 (藤井宗悦氏担当) 副席(三宅宗美氏担当)


立礼席(藤澤宗啓氏担当)