大聖院献茶式
―千 宗室家元奉仕―


  令和元年11月6日(水)、真言宗御室派大本山の大聖院(広島県廿日市市)において、
千 宗室家元の奉仕により献茶式が執り行われました。




  宮島で最も歴史の古い同院は、大同元年(806)、弘法大師空海が修行のため島へ渡り開基したとされ、正式名は多喜山水精寺大聖院です。厳島神社に程近い高台にあり、明治維新までは十二坊の末寺を有し、同神社の別当寺として祭祀を司っていました。ご本尊である十一面観世音菩薩もかつては厳島神社で祀られていたものです。




  午前10時、家元は、千 敬史様、伊住宗陽様、伊住禮次朗様とともに本堂に入り、点前座に着座。多くの参列者が見守る中、濃茶と薄茶を謹点し、ご本尊に捧げられました。
  献茶式に際して、客殿に広島第一支部(加計正弘支部長・特別参事)の河井宗保氏、岩本宗誠氏担当の濃茶席、信徒会館に広島第二支部(橋本宗利支部長)担当の薄茶席が設けられました。


濃茶席(広島第一支部) 薄茶席(広島第二支部)