池上本門寺献茶式
―千 宗室家元奉仕―


  令和元年11月13日(水)、日蓮宗大本山池上本門寺(東京都大田区池上)において、千 宗室家元ご奉仕による献茶式が執り行われました。




  同寺は、日蓮聖人が弘安5年(1282)10月13日に臨終された霊場で、身延山久遠寺(山梨県南巨摩郡身延町)とともに日蓮宗の最重要寺院に位置づけられています。山号の長栄山は、「法華経の道場として長く栄えるように」という願いを込めた日蓮聖人により名付けられました。毎年10月11〜13日に、聖人の遺徳を偲ぶ法要が盛大に営まれ、数十万人の参拝者が訪れるといわれています。




  午前10時、家元は、千 敬史様、伊住宗陽様とともに大堂へ入り、点前座に着座。多くの参列者が見守る中、濃茶と薄茶を謹点し、日蓮聖人ご尊像へ捧げられました。
  献茶式に際して、大堂下に東京第五東支部(小坂 敬支部長)の大橋宗乃氏(参与)担当の濃茶席、「長栄の間」に同支部の植松宗慶氏(監事)担当の立礼席、「松涛の間」に池上本門寺あゆみ会担当の薄茶席が設けられ、参列者に一碗が呈されました。


本席(大橋宗乃氏担当) 立礼席(植松宗慶氏担当)


薄茶席(池上本門寺あゆみ会担当)