櫻井神社献茶式

―千 敬史様奉仕―

令和2年9月27日(日)、櫻井神社(兵庫県尼崎市)において、千 宗室家元のご名代、千 敬史様奉仕による献茶式が参列者なしで執り行われました。

同社は明治15年、徳川将軍家の一門である櫻井松平家の歴代当主をご祭神として、尼崎城址に建立されました。初代信定(のぶさだ)公は松平宗家第五代・松平長親(ながちか)の子で、三河国碧海郡桜井を領したことから櫻井松平家と称しました。第十代・忠喬(ただたか)公の時に、尼崎藩へ転封となり、以後、第十六代・忠興(ただおき)公までが藩主をつとめ、明治維新後、政府の命令により櫻井氏に改姓しました。

午前10時、敬史様は本殿に進み、点前座に着座。神職・関係者らが見守る中、濃茶と薄茶を謹点し、ご祭神に捧げられました。