池上本門寺献茶式
―千 宗室家元奉仕―


  令和2年11月17日(火)、日蓮宗大本山池上本門寺(東京都大田区池上)において、千 宗室家元ご奉仕による献茶式が参列者なしで執り行われました。




  弘安5年(1282)9月、日蓮聖人は病気療養のため身延山から常陸国へ向かう途中、武蔵国池上の郷主・池上宗仲(むねなか)の館に滞在した折、館の背後に建てられたお堂の開堂供養をし「長栄山本門寺」と名付けました。同年10月、聖人が当地で入滅された後、宗仲が約7万坪の寺域を寄進したことから「池上本門寺」と呼び習わされるようになりました。




  午前10時、家元は大堂の点前座にて濃茶と薄茶を謹点し、日蓮聖人ご尊像へ捧げられました。