鎌倉大仏献茶式
― 千 宗室家元奉仕 ―


 令和4年5月14日(土)、神奈川県鎌倉市にある浄土宗の寺院、高徳院において、千 宗室家元奉仕による献茶式が執り行われました。




 同院のご本尊・鎌倉大仏は「露坐(ろざ)の大仏」の名で広く知られており、正式には銅造阿弥陀如来坐像といい、国宝に指定されています。大仏の造立は建長4年(1252)に開始され、もともと大仏殿に安置されていましたが、度重なる災害により大仏殿は倒壊し、室町時代末頃には現在のような露坐の姿となったとされています。




 午前10時、家元は大仏前の点前座に着座。濃茶と薄茶を謹点し、ご本尊に捧げられました。




 献茶式に際して、本殿に公益社団法人鎌倉青年会議所担当の本席、回廊に鎌倉青年部担当の立礼席が設けられました。