上賀茂神社献茶式
― 千 宗史若宗匠奉仕 ―


 令和4年5月17日(火)、上賀茂神社(京都市北区)において、千 宗史若宗匠奉仕による献茶式が執り行われました。本献茶式は、三勅祭の一つである葵祭を締めくくる神事として裏千家・表千家の両千家が隔年で奉仕しています。




 賀茂別雷大神(かもわけいかづちのおおかみ)をご祭神とする同社は、第四十代天武天皇の時代に創建され、下鴨神社とあわせて「賀茂社」と総称されています。両社の例祭である葵祭は、本年も勅使や斎王代らの行列が市中を練り歩く「路頭の儀」はコロナ禍により中止となり、「社頭の儀」などの関連行事が境内で斎行されました。




 午前10時、若宗匠は千 容子家元夫人とともに本殿に進み、点前座に着座。濃茶と薄茶を謹点し、ご祭神に捧げられました。