建仁寺献茶式
― 伊住宗陽様奉仕 ―


 令和4年6月5日(日)、建仁寺(京都市東山区)において、千 宗室家元のご名代、伊住宗陽様奉仕による献茶式が執り行われました。




 同寺は建仁2年(1202)、鎌倉幕府2代将軍 源頼家が開基となり栄西禅師を開山として創建されました。日本における臨済宗の開祖である栄西禅師は、宋での修行を経て禅宗の布教に尽くされました。また、宋から持ち帰った茶種を栽培したり、我が国最古の茶書『喫茶養生記』を著し、茶の製法や医学的効用などについて説くなど、喫茶の普及に努めたことから日本の茶祖と称されています。




 午前10時、宗陽様は法堂に進まれ、点前座に着座。濃茶を謹点し、栄西禅師に捧げられました。