泉涌寺献茶式
― 千 宗史若宗匠奉仕 ―


 令和4年6月16日(木)、泉涌寺(京都市東山区)において、千 宗史若宗匠奉仕により、香淳皇后御祥忌法要に伴う献茶式が執り行われました。




 真言宗泉涌寺派総本山の同寺は古くから皇室の菩提所として知られ、「御寺(みてら)」と呼ばれています。仁治3年(1242)1月、第87代四条天皇の御葬儀が営まれて以来、多くの天皇の陵墓が山内に設けられており、明治17年、天皇の思し召しにより再建された「霊明殿」には歴代天皇・皇后・皇族方の御尊牌(位牌)が多数奉祀されています。




 午前10時30分、若宗匠は家元夫人とともに霊明殿に進まれ、点前座に着座。濃茶と薄茶を謹点し、香淳皇后に捧げられました。




 献茶式に際して、万全の新型コロナウイルス感染症対策が講じられた中、妙応殿に京都西支部(片岡宏二支部長)担当の薄茶席が設けられました。