海上自衛隊創設50周年記念
千 宗室家元が海軍記念館でご講演
〜「平常心是道」と題して〜


  初夏の舞鶴湾を臨む海上自衛隊舞鶴地方総監部において、千 宗室家元は、5月27日、
海上自衛隊創設50周年記念講演に臨まれました。
演題は「平常心是道」。
奇しくも5月27日は海軍記念日に当たり、会場となった海軍記念館大講堂には、舞鶴市長の江守光起氏、斎藤 隆総監はじめ隊員300人と裏千家淡交会両丹支部会員50人が参加し、千 宗室家元の講演を熱心に聴講しました。




  千 宗室家元は、「平常心」という言葉の意味をご自身の修道時代の体験から説き起こされ、また、自らの海軍時代の話を交えながら人類の生存と幸福に欠くことのできない『平和』の尊さと、その中で花開く貴重な文化の存在について話を展開。お家元は、日本人がもっと心を開いて大きな世界観をもち、「一碗のお茶を見つめ、一碗のお茶から日本文化の深い味わいを知っていただきたい。Enjoy the tea.」と結ばれました。

  講演終了後、庁舎前で開かれた裏千家淡交会両丹支部担当の呈茶席に臨まれたお家元は、斎藤地方総監、江守市長と歓談され、初夏の優しい陽の光の中、一碗を楽しまれました。


庁舎前広場の呈茶席


総監部庁舎に入られるお家元 護衛艦「みょうこう」を見学されるお家元